札幌ヴァイオリン教室 森の音楽家
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東京都調布市で開校された「こはる音楽教室」様のWebサイト(ホームページ)を制作させていただきました。
高校時代からの同級生3人で運営されている同教室は、バイオリン、ピアノ、歌・ボイストレーニングのレッスンをお子さま向けに提供されています。 演奏の上達だけではなく、音楽を通してお子さま一人一人のこころの成長を大切にされていることも特徴です。
開校前の段階からカベウチを通して教室事業の構想を練っていただき、そのご縁でWebサイトも制作させていただきました。
教室としてのアットホームな雰囲気や、一人一人の成長に向き合いながら丁寧に指導されている姿勢が伝わるWebサイトを目指し制作しました。
クライアント | こはる音楽教室様 |
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制作範囲 | カベウチ、ディレクション、デザイン、テキストライティング(コンセプト文のみ)、STUDIO実装 |
URL | https://koharumusic.jp/ |
制作期間 | 2ヶ月半(制作開始前に複数回のカベウチを実施) |
公開日 | 2023年3月 |
制作ツール | figma、STUDIO、Illustrator、Photoshop |
神奈川県の茅ヶ崎駅から徒歩数分の場所に、「チガラボ」というコワーキングスペースがあります。
ここはコワーキングスペースなのですが、さまざまなテーマでイベントやワークショップも頻繁に開催しており、地域の学習コミュニティのような場所でもあります。
昨年(2022年)の秋頃、Tanemakiの事業の1つであるカベウチについて、このチガラボのイベントでプレゼンテーションをさせていただきました。
クライアントの太田滉平さんには、そのイベントのご縁でカベウチへご参加いただくようになりました。
滉平さんがカベウチに最初に参加してくださったのは2022年12月で、「高校からの同級生3人と音楽教室を作りたい」という事業計画についてご相談いただきました。
そのカベウチの過程で、事業の根本にある音楽や音楽教育に関する思い、演奏することや練習が人としての成長につながるというお考えを伺い、私自身の中でも「この事業をぜひ応援させてほしい」という気持ちが沸々と湧いてきました。
その後、カベウチを通してデザインのご相談もいただくようになり、ホームページ制作をご依頼いただく運びとなりました。
今回はデザインという形となりましたが、こはる音楽教室様の門出を応援させていただけることになり、とっても嬉しく思いました!
既に複数回のカベウチをしていたことで、 滉平さんと私の間では事業の核となる部分については認識を共有できていましたので、それをホームページを通してどう伝えるかという視点でヒアリングシートをご用意させていただきました。
実は拠点となる調布エリアには音楽大学があり、また住宅地としても人気があることから、音楽教室自体が多いエリアとなります。
ですので、一体どのようなレッスンを求めている人にマッチする音楽教室であるかをWebサイトでしっかりと打ち出すことはとても重要でした。
こはる音楽教室さまは子ども向けにレッスンをご提供されるため、Webサイトはその親御さま、特にお子さまに対して「情緒豊かに育って欲しい、心の成長を大切にしたい」と考えている、もしくはその点に課題感を抱いている方を想定しました。
しかしながら、「情緒豊かに、成長を大切に」という言葉は、そのままストレートに伝えても届きにくい言葉なのではないかとも考えました。
たとえば、もし私に5歳ぐらいの子どもがいたら、「この子の個性を伸ばせるように接しなくちゃ」とわかっている反面、日々の生活の忙しさから子どものペースを待てずに急かしてしまったり、つい叱ってしまったり、そのたびに「怒ってごめんね」という気持ちが少しずつ積み重なり、むしろジレンマのようなお気持ちを抱えているのかなと想像してしまいました。
ですので、教室の方針を「伝える」のではなく、お客様である親御さまの気持ちに寄り添うことで「伝わる」サイトを目指して制作することを一際心掛がけました。
こはる音楽教室様のホームページでは基本的には文章はお客様ご自身で作成されましたが、キャッチコピーとコンセプト部分についてはTanemakiにお任せいただきました。
キャッチコピーはこはる音楽教室様の「楽しく伸ばす」という指導方針と、親御さまのお気持ちの奥にある本音がリンクした言葉選びを心がけました。
コンセプト部分のテキストには「個性」という言葉をあえて用いず、一人一人の歩み方を想像していただきながら、その姿を見守る温かさを表現したいと考えました。
またお子さまの歩みをサポートする家族以外の存在として「こはる音楽教室」を捉えていただくことで、お子さまとそのご家族に寄り添う姿勢が伝わるよう心がけました。
こはる音楽教室様からはデザインに関して、ワクワク感は出して欲しいけれども子供っぽくなりすぎないようにしてほしいと言うご要望を最初にいただいておりました。
ご要望いただいた“ワクワク感”をサイト訪問者に想像していただけるよう、動きのあるようなレイアウトやあしらいを用い、またレッスン風景の写真を随所に配置するようにしました。
一方で、サイト全体のアニメーションは落ち着きのある仕様にすることで、あまり子どもっぽい印象に偏りすぎないよう、バランスを調整いたしました。
こはる音楽教室の先生方は桐朋学園の高校時代からの同級生で非常に仲が良く、各々の個性が歯車のように噛み合って物事が発展していく印象があります。
カベウチでお話を伺っていく中で、この「3人で運営する」ということが先生方のモチベーションにつながっている感じましたので、この「3人感」のようなものをサイトには取り入れていきたいと思いました。
そこで、3人のそれぞれのイメージカラーを設定し、その色を担当楽器の説明に用いたり、また3色を組み合わせてキャッチコピーの文字色に使用しました。
・滉平さん:純粋で縁の下の力持ちのようなイメージ →爽やかな青色
・猪野さんは:ムードメーカー的明るさとユーモア!→元気な黄色
・中村さんはほのぼのした穏やかさと安心感→穏やかな草原のような緑
カベウチで滉平さんの音楽や教育に関する思いを最初にお伺いしたとき、「どんな形であれその事業を応援させていただきたい!」と思ったことを今でも鮮明に覚えています。
初稿デザインを提出したときに「(デザインを見たことで)自分たちの活動のモチベーションも上がりました!」というご感想をいただき、非常に嬉しく思いました。
そして、ホームページの主な目的は広報・集客活動ではありますが、それと同時にご依頼主様の活動のモチベーションの面でもお力になれるということを改めて感じ、最初に感じていた「応援したい」という気持ちを実現できたようでとても嬉しかったです。
今後とも御三方のご活躍を応援しております!