概要

パーソナルコーチングや企業向けチームコーチングを提供されているUPDRAFT様の事業コンセプト策定、ネーミング、ロゴデザインをさせていただきました。
KIMIYOさんと一緒にお話ししながら事業の軸を丁寧に言語化をしてゆき、事業コンセプトと実用性を両立したロゴデザインに仕上げました。
ご納品後には「自分の持ち家ができたイメージというか、発信する全てのものに対して基盤が出来たのが特に良かったです。」というお言葉もいただき、改めてブランディングやロゴマークの役割を感じることができました。

  • クライアント

    UPDRAFT様

  • 制作範囲

    ブランディング、ネーミング、ロゴデザイン

  • 納品時期

    2022年

  • 制作期間

    6ヶ月

“根っこから”をご提案

パーソナルコーチングや企業向けコーチングを提供されているUPDRAFT様。その事業主であるKIMIYOさんは国際コーチング連盟(ICF/ACC)の認定を受けて活動されており、「組織や社会へのコーチングの普及」をビジョンとして掲げながら、後進のコーチの育成にも力を注いでいます。

2021年の秋、KIMIYOさんからロゴマーク作成の相談をいただきました。 当時のKIMIYOさんはパーソナルコーチングをメインでご提供されていたのですが、今後は企業向けコーチングや発信活動にも積極的に取り組んでいきたいと思われていた時期でした。そのため、事業の“しるし”として掲げられる屋号やロゴマークを作って欲しいというご依頼でした。

最初のカウンセリングでお話をお伺いすると、ご相談いただくまでの半年間ほど屋号や事業コンセプトを考えていたけれど、自分のブランディングに関して言葉を紡ぎ出そうとするとなかなか進まないという課題もお持ちでした。

このお悩みは私も本当に共感できるのですが、自分のことを客観的にプロデュースしようとしても、謙虚になりすぎたり、的確な言葉が見つからなかったり、様々な判断がとても難しくなってしまうことは多いのではないでしょうか。

そこで、当初のご相談はロゴデザイン制作だったのですが、事業のコンセプトメイキングやネーミングを含むブランディングをトータルで進めていくプロジェクトにすることを私からご提案させていただき、KIMIYOさんの事業の根っこから携わらせていただくことになりました。

コンセプトワーク

言葉やアイデアの共有

まずは事業のアイデンティティを明確にしていくために、KIMIYOさんの事業について ーー これまでのご経歴、コーチになった経緯、コーチとして大切にしていること、これからどうしていきたいかなど、幅広いテーマを一緒に言語化しながらマインドマップにまとめていきました。

この“一緒に”という過程、いわゆる“共創”をブランド作りでは大切にしています。

屋号もロゴマークも納品して終わりというものではなく、あくまでそこをスタートとして事業に輪郭を持たせていくための概念やツールだと私は思っています。

私一人ではなく、クライアント様にも一緒にプロジェクトを作り上げていただくことで、納得感のある、よりフィットしたブランディングやデザインのご提供ができると考えています。

事業アイデンティティの深掘り

そうして現れてきた事業のアイデンティティが下記になります。

最初からミッション・ビジョン・バリューの型にはめていったわけではないのですが、言語化して整理していく中でこちらの型に落ち着きました。

①ミッション「対話を通してクライアントの可能性を最大化する」

これはKIMIYOさんが初回のミーティングから繰り返し仰っていたフレーズで、おそらくご自身がコーチングを行う際のパワーの源になっているスローガンのような言葉なのだと思います。

KIMIYOさんはコーチングを通してクライアントの言葉の中に散りばめられている「できる」のかけらを拾い集め、対話を通してその「できる」と思っていることをクライアント本人に気づいてもらい、心の内にあるブレーキを外すサポートをしています。

実は私自身、KIMIYOさんのコーチングにお世話になっている一人なのですが、KIMIYOさんと一緒にお話ししていると「やってみよう」という開放的なやる気が湧いてきます。

それは全くスピリチュアルとかではなく、大学で心理学を専攻し、国際コーチング連盟の資格保持者であるKIMIYOさんのコーチング技術がそれを支えているのだと思います。

②ビジョン「コーチングを社会の当たり前にしたい」

コーチングサービスを提供するだけではなく、それ自体を社会にもっと普及させたいという思いがKIMIYOさんにはあります。

これはコーチングの社会に対する存在意義だと思うのですが、コーチングはそれを受けた人だけではなく、その周りの人々や環境や社会にも好循環を与えます。たとえば誰かに優しくされたら自分も気持ちが和らいで誰かに優しくしてみようと思うように、人の持つ雰囲気や心持ちは周りに人たちに波及します。

だからこそコーチングを提供するだけではなく、コーチの育成や企業クライアント様へのコーチングの機会を増やしていき、その普及活動にも力を入れていきたいという思われているようです。/

③バリュー(行動指針)

  • クライアントの目標の根本的な実現をサポートする。

  • クライアントの意思を確認する。

  • クライアントがその目標を達成できると信じる。

この3つの指針は、①ミッション ②ビジョン の礎となっている点であり、クライアントとの信頼関係構築に繋がっています。

たとえばKIMIYOさんのコーチングでよく言われるのは、「本当にそれがやりたいことなのかな?」ということです。この言葉はボディーブローのように効いてきます。

そして本当に目標をクライアントが認識できた時、それを達成できると信じてくれる人が側にいるというのはすごく心強いことなのだと思います。

屋号のネーミング

これまでのコンセプトメイキングを元に、屋号のネーミングには未来への可能性と芯の力強さを感じられ、シンプルで使いやすい言葉を選びたいと考えていました。

また、その言葉がもつ見た目(字面)や発音の響きにも着目して言葉を選びました。
たとえば言葉には女性らしさや男性らしさを帯びたものがあると個人的には感じているのですが、KIMIYOさんのコーチングサービスは特定の性別を対象としているわけではないので、文字に表したとき・発音したときの印象が偏らない単語を選ぶように心がけました。

コーチングに参加した一人一人にとって、それが新たな気流を生み出す機会になることを願って“UPDRAFT”という屋号をご提案し、採用いただきました。

ロゴデザイン

個人や企業クライアント、そして社会へ信頼をイメージしていただくためにも、落ち着いていて且つオープンな印象のあるロゴデザインにしました。

フォルム

しなやかさと芯の強さを両立したCormorant Garamontという書体をベースに、その書体がもつ美しさを生かしたシンプルなデザインにしています。

UPDRAFT様のコーチングは、クライアントの持つ根本的な目標を見出すことを大切にしていますので、本質的な部分以外を丁寧に手放していったシンプルなデザインが調和すると考えました。

またUPDRAFTの“U”の文字を“P”の方向へと跳ねさせることで、U( = You ) がしなやかに次へと跳躍していくことを表しています。 この“U”のフォルムは単体でもUPDRAFTのシンボルマークとしても使用することができ、たとえば下記のようにプレゼンテーションシートなどへ展開することができます。

配色

下図のシートはコンセプトメイキングの項で記述したUPDRAFTの【ミッション = 可能性】【バリュー = 信頼】【ビジョン = 社会】という概念と、一般的にイメージされやすい色の結びつきを表したものです。

これらのイメージカラーの中から、青葉のようにぐんぐんと育ちながら信頼性を帯びて社会へと広がっていくことを想起する緑色と、これから何色にでもなれる可能性を象徴する白を組み合わせました。

実用的な面でも、「緑 × 白」という色の組み合わせであれば今後のロゴマークの展開もしやすく、事業において使いやすい組み合わせだと考えました。

制作後記

ロゴマークのご納品後、KIMIYOさんからは屋号・ロゴマーク共に愛着を持ちながら事業でご活用いただけているというお声をいただきました。

またKIMIYOさんからは「自分の持ち家ができたような、発信する全てのものに対して基盤が出来たように思う」という旨のコメントもいただき、改めてブランディングの根っこから携わらせていただいたけて本当に良かったなと感じました。

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